借金生活を脱出させるための多重債務者支援活動の具体例 -2




どんどん多重債務者は「やさしめの闇金融」に流れていくだろう。
数年前までは上客(優良顧客)だったのに、今じゃヤミ金融に走ってボロボロの多重債務者、という人も出現してくるだろう。
さらに、自殺者問題が借金に存するという現代社会は、年間3万人を越える自殺者を生んだ。
自害の原因は多重債務だと推測される場合が多い。
実は鬱病(うつびょう)などの健康的な問題に次いで多い。
死に切れない人はヤケクソになって、多重債務を原因として犯罪を実行することも考えられうる。
まさに多重債務は不幸の引き金として暗い影を社会に落とし、真面目な人間を巻き添えにする可能性も有る。
そこで水戸市は考えた!
多重債務者への対応は自治体の責務であると考えた。
しかも、行動が早くて、迅速に対策に着手。
理念だけの自治体ではないのは誇りでありましょう。
多重債務者の心理を解説したマニュアル、なおかつ、多重債務が社会に与える影響も詳説したマニュアルを職員に配布。
そしてアンテナを張るわけです。
すなわち、行政窓口で見つけた多重債務者をどのようにして幸せに導くか、その具体的な対応について周知徹底をはかったのでした!
そうすると、県内外の自治体から問い合わせが来た。
なぜか、「納税課」など税金にかかわる部署からの問い合わせが多いのは少しだけ悲しいです。
たしかに、世の中は厳しいです。
しかし、税金を滞納している多重債務者からの税収をアップさせたいという意図が見え隠れする。
まあ、しょうがないです。
いずれにしろ、いわゆる水戸市モデルが広まるのは大賛成だ。
自治体組織全体で救済しようとする姿勢は、理由を問わず、有る事は間違いないので是認しうる。
債務者への配慮も充分に存する詳細な内容のマニュアルは法的手続きも分かるらしいし、良いことですわ。

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(C) 2012 審査の甘い消費者金融と多重債務者