三和ファイナンスの過払い金返還をかざかファイナンスが見守る -2




三和ファイナンスは9月17日、同業の消費者金融会社かざかファイナンスに全株式を譲渡して、かざかファイナンスが積極的に三和ファイナンスの再建に着手したなどの理由で、多重債務者約600人が請求している過払い返還請求に対する金銭の支払いが可能になったという裏事情が有ったのでした。
さて、弁護団は勢いが出てきます。
実は、この申し立てに加わっていない多重債務者というのも存在いたしておりまして、この人たちが提起した過払い金返還訴訟が、結構多いのです。
なんと、東京地裁だけで、実に、数百件という数字らしいのです。
三和ファイナンスとしては、非常に紳士的です。
10月1日になってから、勝訴したにもかかわらず、いまだに過払い金返還を受けていない多重債務者を視野に入れました。
そして彼らへの支払いも同地裁に固く約束するにいたったのです。
証拠のお金として、約9億7000万円の預金残高を示したところも何となく誠実ですね。
弁護団は、言いました。
他の多重債務者にも、きちんと支払うことを確約したので、それ以上は追い込みをかけず、現時点で破産は請求しないことに、とりあえず決定です。
ただし、約束は守ってもらいます。
もし約束を平気で破れば、そのときは、再び、改めて破産を申し立てる予定です。
この状況下、かざかファイナンスは、今後、三和ファイナンスを適切に指導し、法令を遵守させるとコメントしました。

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