司法書士に自己破産の手続き依頼して失敗した事例 -2




しかし、返還金を債務の返済には充てないまま、司法書士は変な事をしちゃいました。
具体的に指示を出して神戸地裁に破産手続き開始を申し立ててしまったのです。
司法書士は多重債務者の男性から約170万円の報酬を受け取った。
なるほど、彼の債務を縮減する代わりに自己の報酬額に金員を充当しちゃったのですね。
報酬は高くても50万円程度が相場らしいので、兵庫県司法書士会は英断いたしました。
破産法の趣旨に反する異常なる行為で、しかも、高額な報酬額の詳細説明も不十分であると見解しています。
事件の発端は、どこの不自然さから生じたのだろうか?
多重債務者たる男性から「支払うべきとされた報酬が高すぎる」と兵庫県司法書士会に、まず苦情が届きます。
それから、司法書士に対して事情聴取が行われ、法務局に報告したという経緯が有ったらしいです。
やはり、調べたら分かる相場の不自然さを露呈してしまった司法書士の甘さというか世の中をなめた姿勢が問題だったのでしょう。
多重債務者を食い物にしようとたくらんでいるのは、なにも闇金融業者だけではないということを如実にあらわしている実例です。
悪徳弁護士や悪徳司法書士も多重債務者が注意すべき不逞の輩ということです。

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(C) 2012 審査の甘い消費者金融と多重債務者