金融業者が携帯電話で多重債務者をだます

携帯電話さえあれば金融業が営めるか?
思うに、携帯電話と犯罪は、現代社会においては、もはや、ワンセットになってしまったような情けなさです。
そこに、金融が、からんでくると、なおさら、ダーティーなイメージが感じられます。
夢と希望にあふれるアイテムとして、数十年前では、羨望の対象たる道具だったはずの携帯電話なのに、犯罪的なイメージが、最近では、付きまとうようになって来ました。
結局のところ、携帯電話での金融業は、あやしすぎます。
その場合は、なんとなく、貸す相手が多重債務者になるような気がします。

さて、またもや、借金に苦しんでいる人を食い物にしていた連中の記事を紹介します。
いわゆる無登録の090金融で約2億円を不正に稼いでいた10人が逮捕されました。
警視庁の生活経済課と長崎県警の合同捜査本部が活躍いたしました。
無登録貸金業法違反などの疑いで逮捕されたのは誰か?
いわゆる影で活動して表では決して戦わない「090金融」の経営者らヤミ金グループのメンバー。
それが9人、さらに、出資法違反幇助の疑いで多重債務者などお金に困っている人たちのリストを提供していた名簿屋の男。
9プラス1イコール10で、K容疑者(30)ら10人が逮捕されました。
民法90条違反に該当するであろう返済金や利息は、口座名義売買などで得たと推測される他人名義の口座に振り込まれた。
消費者金融会社の名称は、埼玉県内の「ラベンダー」(旧グッドライフ)、「四ツ葉信販」(旧セイワファイナンス)、「クレスト」というもので、ラベンダーという名称は、あくまでも個人的な意見なのですが、オセロ軍団のラベンダーの人たちに失礼です。
まあ、それは意味不明なジョークとしても、有名でない名称の金融業者には、どこまでも怪しさが付きまとうという典型例です。

そういえば、モビットに似た響きを持つ「モビッツ」という金融業者の広告を見たことが有ります。
もうちょっと、ひねらんかい!と思ったんですが、まぎらわしいほうが、多重債務者をだませるのかもしれません。
いずれにしろ、まぎらわしい名称の金融業者は危険な香りがプンプンします。
しかし、こじんまりとした金融業で、マイナーな名称の金融屋として地方で頑張っているマトモなキャッシング業者が、怪しまれてしまうのは、やはり、こういう事件が多発するからでしょうね。
K容疑者たちは、名簿屋のS容疑者(33)から犯罪の温床になる重要なリストを購入していた。
具体的には、精神的に追い詰められてわらにもすがりたい多重債務者3300人分の住所、氏名を印刷したデータ。
しかも、丁寧なことに、ダイレクトメール用のあて名シールまでこしらえてくれて、後は封筒に貼るだけの様式。
すなわち、多重債務者の住所と氏名が印刷されているラベル型のシールを3300枚分、あとは、せっせと封筒に貼るだけの手間いらず商品を約4万5000円で売っていたというのだ。
そして、これまた多重債務者の銀行口座などを買い取って、民法90条違反であろう返済金の振込用口座に設定していた。

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